北海道開発技術センター
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更新日 : 2004.7.1
新年挨拶に代えて

会長 五十嵐日出夫 


五十嵐会長写真 新年、明けましておめでとうございます。本年も何卒、よろしくお願い申し上げます。
 この間、河合隼雄さん(文化庁長官)と谷川浩司さん(永世将棋名人)との対談を収録した「無為の力」(PHP研究所/2004.11.24)という本を読んでいましたら、「う〜ん」と唸らせられる数行がありました。
 河合:「新幹線の切符を買おうとして、河合:『‘のぞみ’はありませんか?』。駅員:『‘のぞみ’はありませんが、‘ひかり’ならあります』なんて言われることあるでしょ。僕は窓口でそれ言われて感激してね。思わず、河合:『望みはないけど、光はある!』と大声で繰り返してしまったんですよ。そうしたら駅員さんが『あっ、‘こだま’が帰ってきた』」(谷川笑い)。
 近頃、官と民とのパートナーシップ(PPP:Public Private Partnership)が求められるようになってきました。行政、企業、市民や学校等が連携して力を合わせて新しい公共サービスを作りあげ、支えて行こうとする考え方です。
 市民や学校等が‘のぞみ’とすれば、企業は‘ひかり’、行政は‘こだま’とでもいうことになりますか。まあ、この順序は別として、これらが一体となって世界に冠たる(東海道・山陽)新幹線一座は大活躍しているのです。
 さて、舞台回しや楽屋の整理、お囃子や幕の上げ下げ、呼び出しや使い走りのような重要な仕事は誰がするのでしょうか。頼まれればちょっとした脇役や端役もこなすかも知れません。それがdec((社)北海道開発技術センター)の役目だと私は思っています。
本年も皆様のご指導とご支援をよろしくお願いします。


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