北海道開発技術センター
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更新日 : 2009.1.5
明けましておめでとうございます。
平成20年も会員各位の健康と各社の業績向上を心から祈念いたします。

社団法人 北海道開発技術センター会長 佐藤 馨一 


佐藤会長写真 「あらため」の年へ

 日本漢字能力検定協会が発表した平成20年の世相を最も反映した漢字は「変」でした。アメリカではオバマ氏が初の黒人大統領となることが決まり、サブプライム問題に端を発した金融問題が実体経済を直撃し、自動車産業、電子産業においては大幅な人員削減が進行中です。わが国の政治においては福田前総理が政権を投げ出し、それを引き継いだ麻生氏は漢字の読めない総理大臣として支持率を急激に落しました。ガソリン税の暫定税率が一時廃止され、すぐに元に戻ったことも「変」でした。
 このガソリン税の暫定税率の問題に端を発した道路情報館の休館もまったく「変」なことであり、北海道における道路整備の歴史を伝える道路情報館はいつ、いかなる時も開館されていなければならないものと思い、休館は今も残念でなりません。また昨年暮れ、地方分権推進委員会から北海道開発局、北海道運輸局、北海道経済産業局等を廃止し、企画部門を地方振興局、実施部門を地方工務局に統合するという「変」な第二次答申が出されました。

 ところで「変」に続く漢字は何でしょうか。私は「革:あらためること」だと考えています。北海道新幹線の札幌延伸問題は「札幌〜長万部間の部分着工」に革められ、政府・与党ワーキンググループの最終合意が得られました。道東自動車道は平成21年にトマム〜占冠間が開通し、道央と道東を結ぶ道路交通体系は「大変革」されます。このことにより道東地方の農水産品は安全に、確実に、しかも迅速に本州各地に運ばれることになり、地域発展に大きく寄与します。高規格道路の整備が進むにつれ、北海道の死亡交通事故も激減しています。
 北海道開発技術センターでは、昨年、本多満氏が新理事長に就任しました。当センターにおいても、平成21年は「あらため」の年となります。公益事業、共益事業、収益事業の割合が問われることになり、公益法人にとどまるか、一般法人として再出発するかの検討が本格化します。

今後とも会員の皆様の変わらぬご支援とご指導をお願い申し上げる次第です。


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