2月9日倶知安ツアー、無事開催いたしました。
札幌から38名の参加者を乗せて、倶知安に降り立つと、そこには、現地で私達を待っていてくれた地元の町内会の皆さんと中学生、そして現地スタッフの総勢60名でお出迎えしてくださいました。
倶知安町長から歓迎の挨拶を受け、その後、各班に分かれ、除雪作業。1班10人~12人と大人数での除雪作業で、どんどん作業が進み、19軒のお宅の除雪があっという間に終わりました。
地元のおばちゃん達が前日から仕込んでおいてくれたカレーとサラダとほくほくのふかし芋とイカの塩辛を全員で頂き、その後、地域交流会を開催。どんな思いでこのボランティアに参加したのか、参加者から自己紹介を交えてのお話をしてもらい、最後に全員で記念撮影。総勢110名の集合写真となりました。
午後からは、雪に埋まっている倶知安の美味しい野菜掘り体験!一人10本~20本の人参を掘りあて、全員が持ち帰れないほどのお土産となりました。
六郷地区は、昨年からお世話になっている琴和町内会のお隣の町内会です。
六郷地区では、昨年11月から琴和町内会に続く倶知安町第二の地域内雪かきボランティア「ちょボラ除雪隊」が始動しました。
昨年の雪はねボランティアツアーが、地域内共助の拡がりに少しは貢献できたのではないかと考えております。
そこで、今回は新しく創設された「六郷ちょボラ除雪隊」を応援しにいく目的で、雪はねボランティアツアーを企画しました。
ふたを空けてみると、バスが定員オーバーとなり札幌からは現地合流組もいる大所帯。合計51名の雪かきボランティアが札幌からやってきました。さらに、倶知安中学校の中学生たちも駆けつけ、現場は大層賑やかになりました。
今回の作業班は、六郷のお父さんたちと北海道コカ・コーラの二頭体制。
今冬の積雪量の少なさと人手の多さでみるみるうちにお家周りの雪かきは進みます。
作業後は、朝早くから六郷地区のお母さんたちが大きなお鍋で豚汁を用意してくださり、会館の一階と二階に分かれ、おいしくいただきました。
お腹もいっぱいになってきたら、倶知安恒例の大交流会。
倶知安町長や六郷親交会会長の音頭で、札幌からのボランティアと倶知安の方たちが楽しい一時を過すことができました。
六郷地区を後にしたボランティアは、くっちゃんファームにて、雪の下にんじん掘り体験を楽しみました。羊蹄山を背景ににんじんを収穫できる風景は、非常に贅沢な一時でした。
一日中雪を掘り続けた倶知安ツアーも無事終了し、今冬の雪はねボランティアツアーも5地域計9回も終了しました。延べ参加人数は、320名。昨年の参加者を大きく上回りました。
来年も確実に北海道は冬を迎え、雪の季節となります。
今年の反省を活かし、来年もまたこの場でみなさまと笑顔でお逢いできることを愉しみにしております。
ひとりでも雪による事故を減らし、ひとりでも多くの人びとがボランティアを通した出逢いが育めるよう、次の冬に備えていきたく思います。
今年度も、たくさんの方からご協力、本当にありがとうございました。
2014年3月27日に倶知安のホテル第一会館において、くっちゃんグリーン&ホワイト・ツーリズム推進協議会主催(事務局NPO法人WAOニセコ羊蹄再発見の会)による「倶知安雪はねボランティアツアー成果報告会」が開催されました。
第1部では、今冬の活動成果の報告として、中前千佳氏(ボランティア活動による広域交流イノベーション推進研究会)と小西信義氏(北海道大学大学院文学研究科)から倶知安雪はねボランティアツアーの活動報告が行われ、田中克裕氏(くっちゃんマルシェゆきだるま)からは、くっちゃんマルシェゆきだるまのリフォーム状況の報告についての発表が行われました。司会進行は、NPO法人 WAOニセコ羊蹄再発見の会の小野幸子氏が行いました。
第2部では、上村靖司氏(長岡技術科学大学准教授)から「雪かき道場で都市農村交流」というタイトルで、都市農村交流をテーマにして新潟で取り組まれている雪かき道場の取組について紹介して頂きました。その後、中前氏がコーディネーターとなり、ツアーを受け入れた地元町内会やツアー参加企業の方にもご登壇頂き、上村氏からもコメントを頂きながら、今冬の倶知安でのボランティアツアーの感想や課題、今後の展望について、意見交換が行われました。
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